出産育児一時金

どうも!のらねこです!
ブログ開設したはいいものの、なかなか更新できず自分のなまけ癖に嫌気がさしますね…。
更新頻度もしっかり上げていきたいと思います!
さてさて、今回は今話題の「出産育児一時金」についてです。
皆さん、出産育児一時金が令和5年度から42万円から50万円に増額されること、御存じですか?
僕たち夫婦も長男を出産したときに出産育児一時金をもらい、大変ありがたく思ったことが記憶に新しいです。
その出産育児一時金が増額になりました、これはいいぞ!子どもを作ろうという夫婦が増えるな!という簡単な話にはどうもならないような気がするんです。
そこで、出産育児一時金が増額になってもなぜ、不安なのかを書いていきたいと思います。

出産育児一時金とは?

出産育児一時金について、あまりご存じない方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に説明をしたいと思います。

〇出産育児一時金とは、健康保険法等に基づく保険給付として、健康保険や国民健康保険などの被保険者またはその扶養者が出産したとき、出産に要する経済的負担を軽減するため、一定の金額が支給される制度。

〇現在の支給額は、公的病院における室料差額等を除いた出産費用等を勘案して定めており、原則42万円(本人支給分40.8万円+産科医療補償制度の掛金分1.2万円)を支給。

※厚生労働省「出産育児一時金について」より抜粋

ざっくりこんな感じです。
また、平成6年の創設から徐々に支給額を増額し、令和4年1月から原則42万円となっています。

何が問題なのか

今回の増額は非常に大幅な増額となっていますが、これで子どもを産む家庭が増えそうにないな、と思うのには理由があります。
それは、ずばり

増額した分医療機関が出産費用を増額したら一緒じゃない?

ということなんですよね。
当たり前ですけど、医療機関は出産育児一時金がいくら支給されるかなんて承知の上です。
今まで42万円の支給だけど、8万プラスの50万円が出産費用ですよ、としていた病院があったとします。
その病院は今回の支給額の値上げに合わせて、そのまま8万円増額することはなくても50万円からちょっと足が出る程度の出産費用の値上げをすることが予想されます。
「50万円は国から支給されるんだから、ちょっとぐらい足が出る程度の費用が掛かっても前よりマシだよね。だから出産費用は増額するね。」ということで更に儲けようとしますよね。

こういう世間の商業的感覚が今の政府にはないからこんな短絡的な政策になるんだろうな、と呆れてしまいます。

どういう施策がいいのか

 今回の出産育児一時金の増額が空虚な施策であることは前項でお話ししましたが、では、実際にどういった施策であれば世の中の夫婦が出産に前向きになれるのでしょうか。
 僕は専門家ではありませんが、子どもを持つ夫婦の一員として意見を言いたいと思います。

①「出産育児金」を支給する
 「出産育児一時金」として出産の際に一時的に費用を支給するのではなく、継続してお金を支給してはどうかと思います。
 出産、育児には継続的にお金がかかります。それこそおむつやミルク、チャイルドシートや電動自転車を購入することもあります。特にチャイルドシートは装着が義務付けられているのですから、それを義務付けた政府が購入費用を負担するのが筋だと考えています。
 毎年10万円や、それ以上あってもいいかもしれませんが、継続した現金給付を行うことで少しは安心して子どもを育てられる環境が整うのではないかと思います。

②0歳からの保育料無償化
 女性が社会進出を積極的にしている昨今、出産を終えた女性の社会復帰を促進していく必要があります。現在は0歳から2歳の保育料は有料となっており、その金額は月に5万円にを超えることも珍しくありません。そのため3歳までは保育園に預けることを断念する女性も多くいます。
 特に保育士をされている女性が出産した場合、職場復帰しても収入があまり見込めないことから3歳までは保育士としての社会復帰はせずに家庭保育を選択することも多いと聞きます。
 この現状は更に保育士不足を加速させているので、0歳から保育料を無償化することで安心して女性も社会復帰することができ、家庭として収入を安定させることができると考えています。

最後に

 今回の出産育児一時金の増額も含めて、防衛費増額に対する増税論など、政府の政策には疑問を感じます。
 現在政権を担う政治家の方々には、今一度胸に手を当てて、体面を気にして政治をしていないか、自分に問うていただきたいと思います。

 少し固くなりましたが、今後も子育てに関する世の中の動きについてもブログを書いていきたいと思います。

 のらねこでした!ではまた!

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